
自分が亡くなった後、遺された家族は悲しみと同時に、様々な手続きや荷物の整理など、多くの課題に直面することになります。
確かに長年住んでいると、いつの間にか荷物が大量になり、処理するのが大変です。
そのため、生前のうちに持ち物や財産を整理して、家族に負担をかけないように準備する「生前整理」をする人も少なくありません。
今回は、生前整理の必要性や進め方、生前整理アドバイザーと断捨離について解説します。
***目次***
生前整理とは?

(生前整理)
元気なうちに自分の持ち物や、財産を整理しておくことを言います。
①持ち物の整理
・・・服、家具、書籍、思い出の品など、所有するすべてのものを整理し、必要なものと不要なものを分けます。
②財産の整理
・・・預貯金、不動産、生命保険などの財産を整理し、どこに何があるのかを把握します。
③書類の整理
・・・重要書類、契約書、領収書などを整理し、必要な書類を簡単に取り出せるようにします。
④エンディングノートの作成
・・・自分の希望する葬儀や埋葬の方法、医療に関する希望などを書き記したエンディングノートを作成します。
(生前整理の必要性は?)
①遺族の負担軽減
・・・生前整理をしていないと、遺族は必要なものを探したり、不要なものを処分するため多くの時間と労力がかかります。
②自分の意思で整理
・・・元気なうちに生前整理をすることで、自分が本当に残したいものだけを残すことができます。
何もしていないと、自分の意思とは関係なく、遺族が処分することになります。
③心の整理
・・・生前整理をする過程で、これまでの人生を振り返り、本当に大切なものは何かを考えることができます。
これは、自分自身の人生を見つめ直し、心の整理をする良い機会になります。

生前整理をスムーズに進めるための5つのステップをご紹介します。
(整理したいものをリストアップする)
①部屋ごとに整理する
・・・部屋、クローゼット、押入れなど。
②カテゴリーごとに整理する
・・・衣服、家具、書籍、書類、思い出の品など。
③個数
・・・一つずつ丁寧に書き出す
④リストアップ完了後、整理する順番を決める
・・・よく使うものから、使わないものへと順番に整理していくのがおすすめです。
(整理するものを分類する)
リストアップしたものを、以下の3つのカテゴリに分類します。
①必要なもの
・・・これからも使うもの。必要なものは、そのまま残しておきます。
②不要なもの
・・・もう使わないものなので処分します。
③検討中
・・・迷っているもの。検討中のものは、一旦保留しておき、後で改めて判断します。
(不要なものを処分する場合)
①自分で処分する
・・・ゴミに出したり、リサイクルショップに持ち込んだりします。
②人に譲る
・・・友人や家族に譲ったり、フリマアプリで売ります。
③寄付する
・・・慈善団体に寄付します。
(処分するものを決める)
① 使用頻度
・・・使用頻度が低いものは、処分候補。
②状態
・・・壊れているものや古すぎるものは、処分候補。
③思い出
・・・思い出の品であっても、本当に必要かどうかを冷静に判断する。
④価値
・・・ 価値のあるものは、売却したり、寄付したりすることを検討する。
(整理整頓する)
不要なものを処分したら、残しておきたいものを整理整頓します。
①使いやすい場所に収納する
②同じ種類のものはまとめて収納する
③ラベルを貼る
生前整理アドバイザーと断捨離とは?

(生前整理アドバイザーの役割は?)
生前整理アドバイザーは、生前整理を希望する人が、スムーズに整理を進められるようサポートする専門家です。
①整理計画の作成
・・・整理する範囲、スケジュール、方法などを一緒に考え、整理計画を作成します。
②仕分け
・・・整理: 持ち物の仕分けや整理を、一緒に進めます。
③処分方法のアドバイス
・・・不要なものの処分方法について、アドバイスします。
④書類の整理
・・・重要書類や契約書などを整理し、必要な書類を簡単に取り出せるようにします。
⑤エンディングノート作成のサポート
・・・自分の希望する葬儀や埋葬の方法、医療に関する希望などを書き記したエンディングノートの作成をサポートします。
⑥遺族への説明
・・・生前整理で整理した内容を、遺族に説明します。
生前整理アドバイザーは、単に作業を代行するのではなく、クライアントの意向を尊重しながら、最適な方法で生前整理を進めるようサポートします。
(生前整理アドバイザーの選び方は?)
①資格
・・・一般社団法人 生前整理普及協会が認定する「生前整理アドバイザー」の資格を持っているかどうかを確認しましょう。
②経験
・・・どのくらいの経験があるのかを確認しましょう。
③料金
・・・料金体系を確認しましょう。
④対応エリア
・・・対応エリアを確認しましょう。
⑤口コミ・評判
・・・口コミや評判を参考にしましょう。
⑥複数比較
・・・複数の生前整理アドバイザーを比較検討し、自分に合ったアドバイザーを選ぶことが大切です。
(断捨離で生前整理を成功させるには?)
断捨離は、不要なものを手放し、本当に必要なものだけに囲まれて暮らすことを目指す考え方です。
断捨離の考え方を生前整理に取り入れることで、以下のようなメリットがあります。
①整理のスピードがアップする
・・・不要なものが減ることで、整理のスピードがアップします。
②必要なものが明確になる
・・・不要なものが減ることで、本当に必要なものが明確になります。
③心の整理にもなる
・・・不要なものを手放すことで、心が軽くなり、すっきりします。
④少しずつ進める
・・・一度に全てを整理しようとすると、挫折してしまう可能性があります。
少しずつ進めることが大切です。
⑤思い出の品は慎重に判断する
・・・思い出の品は、すぐに処分せずに、本当に必要かどうかをじっくりと考えることが大切です。
⑥家族に協力してもらう
・・・家族に協力してもらうことで、整理の負担が軽減されます。
断捨離は、自分自身と向き合い、本当に大切なものは何かを考える良い機会にもなります。
ぜひ、断捨離の考え方を生前整理に取り入れてみてください。
まとめ
生前整理は、亡くなった後の遺族の負担を軽減するために重要です。
また、自分の人生をより充実したものにするための大切な取り組みです。
元気なうちに早めに準備を始めておくことをおすすめします。